研究課題
研究代表者が所属する研究室では、臨床研究として、「再生医療を想定した他家細胞バンク構築に関する臨床研究 (UMIN000042301)」を実施している。本研究では、この臨床研究でバンク化した線維芽細胞の機能解析を行う。今年度は、ドナー5名からの線維芽細胞5株に対して実験を行った。P1で保存している細胞を培養し、P3~P10までにおける倍加実験を行ったところ、ドナー4株のP3~P10までの倍加時間は、12~18時間であった。また、P3~P10までの細胞で、線維芽細胞シートが作製できることを確認した。P3~P10まで細胞を用いて、24-well plateの1ウェルに5x105個の細胞を播種して72時間培養した時の培養上清中のVEGF濃度およびHGF濃度は、それぞれ2000pg/mL以上であった。
2: おおむね順調に進展している
ドナー由来線維芽細胞の倍加時間および細胞シートとしての機能を検証することが出来た為。
ドナー線維芽細胞に特異的に発現している細胞表面抗原分子を解析する。
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
Journal of the American Heart Association
巻: 11 ページ: e020637
10.1161/JAHA.120.020637
American Journal of Translational Research
巻: 14 ページ: 3879-3892