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2023 年度 実施状況報告書

細胞外小胞の革新的サーフェスオーム解析を用いた肺癌早期診断バイオマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K16566
研究機関名古屋大学

研究代表者

加藤 毅人  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (40718334)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードエクソソーム / 肺癌 / バイオマーカー
研究実績の概要

肺癌腫瘍由来EVのプロテオミクス解析からいくつかのターゲットタンパクを同定し、パブリックデータから癌特異的に発現するタンパクであることやEV表面にある可能性が高いことをバリデーションした。
候補タンパクのうち一つを使用して初めに肺癌細胞株のライセートを使用して超高感度EVアッセイを行ったところ強陽性を確認できた。
そのため肺癌患者及び非癌患者の血漿を用いた超高感度EVアッセイを行い、非癌患者と比較して肺癌患者において陽性率が高い傾向にあることを確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

バイオマーカーのターゲット候補となる肺癌特異的エクソソーム表面タンパクの同定に難渋した。

今後の研究の推進方策

バイオマーカーの候補タンパクはほぼ同定できたため、今後は超高感度EVアッセイをより多くの血漿サンプルで行い、バイオマーカーの有用性をバリデーションしていく。

次年度使用額が生じた理由

バイオマーカーのターゲットタンパクの同定に難渋したため、次年度にEVアッセイを追加で行う必要が出た。そのためEVアッセイのための消耗品、機器使用料のために主に研究費を使用する。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 腫瘍内エクソソーム抽出技術を用いた非小細胞肺癌の腫瘍生物学的特徴の解析と新規リキッドバイオプシーの開発2024

    • 著者名/発表者名
      加藤毅人、Huang Heng、瀬戸川智裕、蒔田采佳、大原佑子、今村由人、岡戸翔嗣、渡邉裕樹、川角佑太、門松由佳、上野陽史、中村彰太、水野鉄也、芳川豊史
    • 学会等名
      第41回日本呼吸器外科学会学術集会
  • [学会発表] リアルワールドにおける非小細胞肺癌に対する新規周術期療法の実施状況とその適応についての検討2024

    • 著者名/発表者名
      加藤毅人、高田裕里、今村由人、岡戸翔嗣、野亦悠史、渡邉裕樹、門松由佳、上野陽史、中村彰太、水野鉄也、芳川豊史
    • 学会等名
      第124回日本外科学会定期学術集会
  • [学会発表] 外科医療に応用可能なエクソソームを用いたリキッドバイオプシー開発の試み2023

    • 著者名/発表者名
      加藤毅人、高田裕里、岩清水寿徳、今村由人、岡戸翔嗣、野亦悠史、渡邉裕樹、則竹統、仲西慶太、門松由佳、上野陽史、中村彰太、水野鉄也、芳川豊史
    • 学会等名
      第76回日本胸部外科学会定期学術集会
  • [学会発表] 名古屋大学における肺癌に対する術後補助療法の現状2023

    • 著者名/発表者名
      加藤毅人、高田、岩清水寿徳、今村由人、岡戸翔嗣、渡邉、則竹統、仲西慶太、門松由佳、上野陽史、中村彰太、水野鉄也、芳川豊史
    • 学会等名
      第66回関西胸部外科学会学術集会
  • [学会発表] 非小細胞肺癌に対する術後補助療法のリアルワールドにおける実施状況とその変化2023

    • 著者名/発表者名
      加藤毅人、高田裕里、岩清水寿徳、今村由人、岡戸翔嗣、野亦悠史、渡邉裕樹、則竹統、仲西慶太、門松由佳、上野陽史、中村彰太、水野鉄也、芳川豊史
    • 学会等名
      第64回日本肺癌学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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