我々が確立したFSIモデルは、敗血症モデルとして一般的に用いられているCLP(cecal ligation and puncture)モデルと同様の免疫学的、病理組織学的特徴を有している。FSIモデルの敗血症モデルとしての妥当性がすでに示され(T.Tsuchida, et al. Front Med. 2022)、その研究結果は既に多くの論文に引用されている。 本研究によりFSIモデルから作成したPICSモデルが確立された。本研究により生み出されたモデルマウスやサイトカイン測定結果をベースとして、今後、敗血症やPICS研究を中心に様々な応用研究が行われることが期待される。
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