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2023 年度 実施状況報告書

成人扁平足の発症様式とインソールの効果に関しての検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K16722
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

天羽 健太郎  聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 副医長 (90894452)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワード扁平足 / インソール
研究実績の概要

2022年前半は対象症例のリクルートと初期評価を開始し、2023年前半まで継続する。初期評価後は足圧計データ分析を行い、インソール作成を行う。またインソールに対する費用対効果分析も行う。
初期評価での扁平足の評価は正常扁平足25名および病的扁平足初期25名の内側支持組織である後脛骨筋腱と靭帯組織を対象とし、エコーにて異常血流像を評価する。また足底圧計を用いて静止時、立位時、歩行時の足の3次元形態、足底圧などを計測する。エコー評価や形態評価、足底圧評価は初回から1年ごとに3年まで行う。また痛みなどの臨床症状も同時に調べる。成人扁平足の経過における内側支持機構の変化が評価でき、エコー所見と足形態や足底圧の各評価項目の相関関係を調べる。
インソールに関して、扁平足評価から得られたデータに基づいて、過剰に負担のかかる部分を軽減させるインソールを3Dプリンタで作成し、対象患者に装着し、インソールを履いた状態でのエコー所見と足底圧の変化、痛みや患者QOLが経時的にどのように変化するかを評価する。さらに成人扁平足の検査費用、インソール代金、合併症の頻度を考慮に入れて、インソール治療を実施することで効果が高いかをツリーモデル(マルコフモデル)を用いて費用対効果を検討する。
当初の予定では、対象症例のリクルートと初期評価を開始し、終了している予定であったが、インソールの作成に難渋し、計画が遅れている。足底圧の計測からインソール作成までの流れを行えるように3Dモデルのソフトの解析の学習を行い、ようやくインソール作成が可能となっている。現在、3名の参加同意をえて、初期評価後は足圧計データ分析を行い、イン
ソール作成を行う段階となっている。今後は引き続き、参加者を集めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

インソールの作成に難渋し、計画が遅れている。足底圧の計測からインソール作成までの流れを行えるように3Dモデルのソフトの解析の学習を行ったため当初より遅れた。

今後の研究の推進方策

今後は引き続き、参加者を集めていく予定である。2024年前半からは症例を追跡し、年度ごとにまとめる。2025年後半には症例のまとめと解析、論文執筆を行う。

次年度使用額が生じた理由

予定範囲内の使用額の誤差として額が生じた。今後はインソール作成が増えていくと考えられ、次年度インソール材料費などに使用予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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