未治療の内側半月板隆起病変(MMRL)が、前十字靭帯(ACL)再建術における腱移植片の術後生体力学的特性に影響を及ぼすかどうかを評価し、ブタモデルを用いて内側半月板(MM)の組織学的所見を明らかにすることを目標として実験を行った。未治療の MMRLは、膝前部の弛緩や移植腱の構造的特徴に有意な影響を与えなかった。対照的に、UM群では術後12週目に内側半月板の組織学的劣化が認められた。上記概要を論文化して整形外科領域の国際誌であるJournal of Experimental Orthopaedics誌に投稿し、修正後アクセプト予定との初回判定を受けている。
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