研究課題/領域番号 |
22K16839
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
高岡 宰 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (20826036)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 子宮内膜症 / イソフラボン / エストロゲンレセプター |
研究実績の概要 |
子宮内膜症のエストロゲン依存性増殖機序をもとにGnRHアナログやLEP製剤などが治療薬として用いられている。しかし、それぞれの副作用により適応症例の限定や使用期間の制限をきたしている現状がある。申請者はダイゼイン・リッチ・イソフラボン・アグリコン(DRIAs)が子宮内膜症においてERβを介して増殖抑制効果および抗炎症作用を発揮することを報告し(業績2)、DRIAsがエストロゲン合成酵素であるHSD17β1の発現を抑制することで増殖抑制効果が増強される可能性を見出した (73rd JSOG Encouragement Award)。さらに現在、DRIAsに関するRCT (jRCTs051200074)を実施中である。これらの基礎研究および臨床研究の知見よりDRIAsは子宮内膜症の新規治療薬として有望である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
RCTにおいて目標人数のおおよそ8割まで症例蓄積されてきている。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度末までに残りのRCT症例数を確保し、以降は解析を行いながら、基礎研究を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の促進状態により学会発表等での費用が前年度より多くなるため
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