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2023 年度 実施状況報告書

子宮内膜症関連卵巣癌発癌機構の順遺伝学的スクリーニングによる解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K16841
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

早乙女 啓子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (80815580)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
キーワード子宮内膜症 / オルガノイド / 明細胞癌 / 類内膜癌 / 卵巣癌 / 順遺伝学 / スクリーニング
研究実績の概要

明細胞癌、類内膜癌はゲノム解析が進み、ARID1A変異、PIK3CA変異を多く認めることがわかっているが、子宮内膜症から明細胞癌および類内膜癌がどのように発
生するか未だ不明である。本研究では明細胞癌、類内膜癌が内膜症から発生する機構を、内膜症オルガノイドを用いたClustered regularly interspaced short
palindromic repeats(CRISPR)スクリーニングによる順遺伝学的なアプローチで明らかにする。
2023年度は子宮内膜症手術検体からオルガノイド作成を引き続き行った。PIK3CA変異およびARID1A変異の双方をともに有さない子宮内膜症オルガノイドを用いてCRISPRノックアウトスクリーニングを行う方針とした。ウイルス溶液調整を行いパイロット実験を行ったが、オルガノイドでの安定的なレンチウイルス感染がうまくいかなかったため、293T細胞を用いて条件検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

CRISPRノックアウトライブラリーを用いたパイロット実験はうまくいかず、オルガノイドでのレンチウイルスライブラリーの安定的な細胞感染に条件検討が必要であった。

今後の研究の推進方策

2024年度は子宮内膜症オルガノイドを用いてCRISPRスクリーニングをin vivoで行い、類内膜癌、明細胞癌への双方の癌化に必要な遺伝子変化を特定する。

次年度使用額が生じた理由

スクリーニングの開始が条件検討で遅れているため2024年度にスクリーニングを行う。

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公開日: 2024-12-25  

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