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2023 年度 研究成果報告書

サイトメガロウイルス前眼部感染症の発症機序における性差や加齢の関与

研究課題

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研究課題/領域番号 22K16938
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

針谷 威寛  東北大学, 大学病院, 助教 (60569573)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードサイトメガロウイルス前眼部感染症
研究成果の概要

サイトメガロウイルス前眼部感染症は高眼圧、すなわち続発緑内障を伴う繰り返す炎症発作や角膜内皮細胞密度の減少、角膜浮腫を特徴とする。続発緑内障は難治性となることが多く、眼圧下降のための緑内障手術を要することも多い。本研究の結果、サイトメガロウイルス前眼部感染症において、緑内障手術による侵襲がサイトメガロウイルスの活性化の誘発や前房内環境の変化を介して、角膜内皮細胞密度現象に影響している可能性などが考えられた。

自由記述の分野

眼科学、前眼部疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

サイトメガロウイルス前眼部感染症は疾患概念の確立からまだ比較的歴史が浅く、その病態については未知な部分が多い。その一方、前房水PCRの普及により、確定診断例は急増しているという背景がある。疫学的に中高年男性に多いという特徴があり、性差や加齢がその病態に関連している可能性があり、そういったアプローチによる今後の病態解明が期待される。また、本研究で示唆された、緑内障手術がその病態に与える影響についても、今後分子生物学的、免疫学的なアプローチによる解明により、より適切な術式選択や術後管理といった臨床的な課題の解決に資する可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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