臨床研究あるいは動物モデルを用いた研究から、歯周炎関連細菌Porphyromonas gingivalis (P. gingivalis, Pg)は自己免疫疾患の一つ多発性硬化症(MS)を増悪化させることが示唆されている。本研究ではマウス骨髄由来マクロファージ(BMDMs) のRNAsequencingの解析結果から、TRIFの欠損に伴ってHIF-1aの遺伝子発現が低下し、同時に核移行が有意に減少することを見出した。さらに、TRIF欠損マウスのBMDMsではP. gingivalis感染によるインフラマソームの活性化がHIF-1a欠損時と同様に減少することを見出した。
|