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2023 年度 研究成果報告書

生体外で軟骨内骨化を誘導した間葉系幹細胞集塊を用いた新規歯周組織再生療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 22K17060
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関広島大学

研究代表者

堀越 励  広島大学, 病院(歯), 助教 (90911587)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード間葉系幹細胞 / 軟骨細胞 / 軟骨内骨化 / 骨再生
研究成果の概要

本研究は、歯周病によって失われた骨を比較的短期間で再生可能な新規再生治療法の開発を目的としており、細胞と細胞自身が産生したコラーゲン等によって構成された細胞集塊C-MSCsを用いて研究を行った。
軟骨誘導C-MSCsが骨再生に効果的であることは既に明らかにされており、本研究では再生期間の短期化を期待して、軟骨誘導に加えて骨分化誘導を施したC-MSCsを骨欠損モデルへ移植した。その結果、軟骨誘導培地および骨誘導培地で培養したC-MSCsが自身の骨形成によってより短期間で高い骨再生効果を示すことが明らかとなった。また、移植体由来の骨と周囲の骨が骨細胞ネットワークを形成することも明らかにした。

自由記述の分野

歯周組織再生

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、軟骨誘導培地と骨分化誘導培地を用いて作製した間葉系幹細胞集塊(C-MSCs)が軟骨誘導C-MSCsと比較してより短期間で骨再生効果を示すことが明らかとなった。本研究で用いたC-MSCs移植は、既存の治療法では再生困難な骨欠損の再生が期待できる上、骨再生期間の短縮によって、治癒期間の感染リスクの低減およびコスト削減にも貢献できると考える。またこの成果は、歯周組織の再生だけでなく、医科領域で見られる外傷や炎症による骨欠損に対しても有効な再生治療法の開発の一助になると期待できる。
さらに、本研究の細胞移植法では異種動物由来成分を使用しないため、臨床応用にも有利であると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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