現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
6種類の口腔扁平癌細胞であるHSC2, HSC3, HSC4, OSC20, SAS,SCC25のに対してリソソーム酵素群のマスター転写因子であるTFEBに関して遺伝子ノックダウンを行った。その結果、いずれの細胞でも浸潤能や遊走能が劇的に低下することを見出した。増殖能についてTFEBノックダウン細胞とコントロール細胞を用いて比較したが、両者の間に有意な差は認められなかった。現在行っているのは、浸潤能に関する実験であり、Matrigel invasion chamberを使用して測定している。またリソソームプロテアーゼをどの程度分泌しているのか、カテプシン群の基質を用いて活性を測定している。
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