研究課題
本研究は、アルコール摂取と歯科疾患・口腔健康状態との関連について明らかにすることを目的としている。大規模かつ経時的、詳細な健診データを使用し、アルコール摂取の長期的影響、性差・地域差による影響、影響の過程や交絡因子について明らかにする。本研究結果は、口腔健康状態の安定化はもとより、全身の健康にも寄与するものであると考える。令和5年度は、ベースライン調査の分析をおこない、アルコール摂取状況と歯の喪失との関連を明らかにした(諏訪間ほか、口腔衛生会誌2023)。アルコール摂取状況は歯の喪失と関連し、現在飲酒者においてアルコール摂取量が多いほど関連が強く、その関連の程度には性差がみられた。
2: おおむね順調に進展している
令和5年度は、ベースライン調査や5年後調査のから縦断的な分析をおこない、学会発表や論文投稿を進める予定であったが、現在まで順調に進んでいる。
令和6年度は、各ベースライン調査や5年後調査の分析を進め、学会発表・論文投稿を進める予定である。
学会への参加がオンラインによるものとなり、旅費を使用しなかったため次年度使用額が生じた。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件)
BMC Oral Health
巻: 24 ページ: -
10.1186/s12903-023-03773-7
口腔衛生学会雑誌
巻: 73 ページ: 177-184
10.5834/jdh.73.3_177
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