• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

仮設住宅での居住期間が災害後10年間のうつ病の発症と寛解に及ぼす長期的影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K17377
研究機関岩手医科大学

研究代表者

下田 陽樹  岩手医科大学, 医学部, 助教 (90781550)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード公衆衛生学
研究実績の概要

1) 2023年度に行うWHO統合国際診断面接(CIDI)によるうつ病調査の準備として、CIDIによる調査を実施する調査員に対して、CIDI公式トレーナー(研究代表者)による研修を行った。
2) CIDIの日本語版プログラムを開発している東京大学精神保健学/精神看護学分野に協力を依頼し、最新版CIDIの使用等について了解を得た。
3) 交付申請時の研究実施計画では、CIDIによる面接は訪問調査による実施を予定していたが、2023年度の対象自治体における健康診査の会場を借りて健診期間中に実施する形に変更し、自治体の了解を得た。
4) 東日本大震災以降の住居に関するアンケートを作成し、調査に追加した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していた調査員の研修を完了し、CIDIの使用に関する東京大学精神保健学/精神看護学分野への協力依頼、自治体への協力依頼について、いずれも了承を得ることができた。
研究の実施方法については、予定していた訪問調査から健診会場での調査への研究計画の変更を行ったが、それに伴う自治体との調整も年度内に行うことができ、翌年度の調査に向けた準備が進んだ。

今後の研究の推進方策

2023年5月に自治体の健診会場で調査を実施する。東京大学精神保健学/精神看護学分野の協力を得てCIDIによる診断結果の出力を行い、またアンケートへの回答をデータ化してデータクリーニングを実施する。2023年度内に予定している分析を開始し、2024年度中の成果公表に向けた準備を進める。

次年度使用額が生じた理由

予定していた訪問調査を、自治体の健診会場の一部を借りた調査に変更したことに伴い、案内等の印刷物が少なくなった一方、調査のためのPCを追加で購入する等、予算の執行に変更と遅れが生じた。調査を実施する2023年度内には遅れていた部分の執行も追いつき、2024年度は予定通りの執行となる見込みである。

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi