研究課題/領域番号 |
22K17424
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
松本 智津 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 准教授 (00521816)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | シミュレータ / 視聴覚教材 / 教育プログラム / フィジカルアセスメント |
研究実績の概要 |
本研究は、生命の危険及びその後の成長・発達に大きく影響をおよぼすHigh risk な状態にある新生児が入室するNICUの看護師に求められる、高いフィジカルアセスメント能力を育成するため、特にNICUに新たに配属された看護師のフィジカルアセスメントのミニマム・リクワイアメントに基づいた教育プログラムの開発を目的としている。 2023年度は、「ハイリスク新生児のフィジカルアセスメントの教育プログラム」の原案作成と「教育プログラムに必要な視聴覚教材の作成」を予定していた。 「教育プログラム」に関しては、COVID-19が5類対応となったが、医療の現場の環境(状況)がどのように変化していくのか不透明であり、現場に合わせたプログラム案の作成を模索していたため、作成に至っていない。「視聴覚教材の作成」に関しては、小児循環器科医療専門家の協力をえて、事例を収集し(音源・視覚)教育プログラムに必要な視聴覚教材を作成する予定でデモ音源を採取し、音の品質の確認、胸部音の録音を依頼するための書類の準備、医師との手順の確認等まで至った。しかし、使用機器が製造中止となった機器であったため、録音データをデータ処理できる機器が手に入らず教材作成に着手することができていない。2023年12月に、新たな聴診音録音可能機器が発売となったため、2024年度購入し、視聴覚教材作成を進めていく予定である。また、2023年度予定していたシミュレータは購入し、使用方法等は検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19が5類対応となったが、年度初めは、まだ研究協力者の施設の感染対策等により制限があったため、実際の対象方に協力を得ることが難しく、音源や視覚教材の作成ができなかった。加えて、音源採取に使用した機器が製造中止となったため、録音データを処理するための機器が入手できず、再度、音源採取方法の検討を行う必要があったため。また、教育プログラム作成おいても、COVID-19禍変化した臨床現場や、対象とする看護師の現在までの教育方法等を加味したプログラムの作成が困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、2023年度実施・着手できなかった「ハイリスク新生児のフィジカルアセスメントの教育プログラム」の原案作成と「教育プログラムに必要な視聴覚教材の作成」を実施する。教育プログラム作成後の実践に向け、ミニマム・リクワイアメントに基づいた教育プログラムを作成するとともに、必要な「音源・視覚」を収集し教材として作成する。 同時に、教育プログラムの実践に向け、研究への協力依頼を、プログラム実施協力施設に行う。研究協力施設から、研究への協力の承諾を得た後、作成した教育プログラムの実践を行う。実施1か月後、3か月後、6か月後に看護実践能力の変化を、尺度を用いて(看護実践能力自己評価尺度:CNCSSや日本版6-Demention Scale of Nursing Performance:日本版6-D)測定し、教育プログラムの効果を検証する。
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次年度使用額が生じた理由 |
・理由;教材作成ができなかったことから、旅費・人件費等に使用しなかったため。また、購入予定であった機器が製造中止となり、購入ができなかったため。 ・使用計画:研究を進めるにあたって、製造中止となった機器の代品の購入と、必要な人件費等に使用する。
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