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2023 年度 実施状況報告書

大腸がんサバイバーの低強度身体活動とQOLの関連

研究課題

研究課題/領域番号 22K17454
研究機関北里大学

研究代表者

田中 るみ  北里大学, 看護学部, 助教 (70911593)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード身体活動量 / 低強度身体活動 / 大腸がん患者 / 大腸がんサバイバー / QOL
研究実績の概要

低強度身体活動は、倦怠感等で運動に困難を感じる大腸がんサバイバーでも継続して実施できるため、実現可能で有益な手段として期待が集まっている。本研究では、加速度計による低強度身体活動測定とQOL調査を行い、大腸がんサバイバーの低強度身体活動とQOLの関連を明らかにすることを目的としている。
令和5年度は、対象者のリクルートを継続して行った。Actigraph wGT3X-BT、Sedentary behavior and light-intensity physical activity questionnaireによる身体活動測定、SF-12によるQOL測定を行い、データ収集を行っている。現在、測定データの分析を行っており、学会で発表予定である。
また、同時に行っているんサバイバーを対象とした低強度身体活動と身体的・精神的健康関連アウトカムに関するシステマティックレビューについても、2023年度の追加論文を収集し、再分析を行った。これにより、低強度身体活動ががんサバイバーの倦怠感に対して効果があることが分かった。また、身体機能や死亡率、睡眠、骨代謝、血清インスリンに対する効果がある可能性が示唆された。本研究結果は論文にて発表予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本調査は外来受診時に研究概要について説明し、後日電話にて研究参加への意向を確認している。しかし昨今の特殊詐欺の影響により、対象候補者が電話に出なくなり、対象者のリクルートに支障が生じた。現在は外来での研究概要説明時に、後日電話連絡することを丁寧に説明することにより、対応している。

今後の研究の推進方策

対象者への参加を依頼を継続して行い、データの分析を行っていく。システマティックレビューについて、論文発表準備を継続して行う。

次年度使用額が生じた理由

データ収集に支障が生じ、分析可能人数に達成できなかったため、学会発表が延期となった。次年度、学会発表と論文発表で使用予定である。

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公開日: 2024-12-25  

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