研究課題/領域番号 |
22K17480
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
松石 雄二朗 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (70907691)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | PICS-PF |
研究実績の概要 |
本研究の2年目においては、初年度に行われた文献検討の成果を基に、どのアセスメントスケールが研究目的に最も適合するかを検討し、選定を行った。具体的には、複数の有効性が確認されているスケールの中から、本研究の対象とする患者群や研究デザインに合致するものを選び出し、それを用いてデータの収集及び分析を行う計画である。また、他国の研究者とも情報交換を行い、国際的に現在使用されているアセスメントスケールと、本研究で使用予定のアセスメントスケールの整合性に関して確認を行った。 さらに、継続的なフォローアップ研究を支えるためのシステム構築に着手し、このシステムが研究での使用に適しているかを確かめるため、何度かのチェックと試験を行った。このプロセスには、システムの安定性やデータの正確な記録、速やかな処理能力が求められるため、IT専門家との協力のもと、実用に耐えるレベルのシステムの開発に成功した。 このシステムの開発により、今後継続的にデータの収集を行うことができるようになった。 現在は、本システムを用いた多施設による大規模な研究を行うための準備段階にあり、倫理審査を受けるプロセスを進行中である。倫理審査は、研究の質を保ち、参加者の安全とプライバシーを守る上で不可欠であり、ここに時間がかかることが多いが、その間も研究チームは臨床研究の準備を進めている。 次年度には、これらの準備が整い次第、実際のデータ収集を開始し、その後のデータ解析に移る予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
システム構築とシステムの修正に時間を要したため遅延が生じている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度には、倫理審査が整い次第、実際のデータ収集を開始し、その後のデータ解析に移る予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の遅れに伴って未執行の金額があるが、倫理審査通過後の研究実施に充当する予定である。
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