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2023 年度 実施状況報告書

育児をする父親のメンタルヘルス測定尺度(MSCF)の臨床的有用性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22K17490
研究機関愛知県立大学

研究代表者

近藤 彩  愛知県立大学, 看護学部, 講師 (20721921)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードメンタルヘルス / 育児 / 父親 / 不安 / 抑うつ
研究実績の概要

本研究の目的は、「育児をする父親のメンタルヘルス測定尺度(MSCF)」の臨床的有用性の検証を行うことである。具体的には、①父親のメンタルヘルスが良好であるか否かのカットオフ値を理論的根拠に基づき設定する、②MSCFを用いて、父親の心理状態の特徴を捉え、支援の必要な時期と内容の検討を行う。
MSCFは、父親の生活全般を捉えたうえで父親のメンタルヘルスを測定するという特徴があり、育児に関連する父親のメンタルヘルスの状態をスクリーニングすることができる。10分程度で回答できる実用性が高い尺度であるため、乳幼児健康診査等での使用が期待でき、面接等を併用することでより多面的かつ総合的にアセスメントすることが可能になる尺度である。MSCFの活用により、父親の育児に伴う不安や抑うつ傾向の早期発見・予防に繋がる。看護職者にとっては、父親のワークライフバランスの実現に向けての助言・指導に貢献できると考えている。
昨年度(1年目)は、調査①を実施した。MSCFのカットオフ値を理論的根拠に基づき設定するために必要な信頼性のある尺度の選定、当該尺度の使用許可手続きなどを終えた。所属機関の倫理審査委員会の承認も得られ、調査を進めた。
本年度(2年目)は、昨年度から引き続き、調査施設を拡大し調査①を実施した。保育園・こども園などの合計7施設の協力を得て、小学校就学前までの子どもを持つ父親を対象に調査を実施した。現在、結果の分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

調査施設の拡大に伴う手続きに時間を要したため、研究計画に遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

現在、結果の分析中である。その後、結果を取りまとめ、成果の発表を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究計画の遅れに伴い未使用額が生じた。次年度請求額と合わせて、分析に必要な統計関連書籍、成果発表のための学会参加費用、論文投稿費用などの使用を計画している。

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公開日: 2024-12-25  

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