研究課題/領域番号 |
22K17493
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研究機関 | 日本赤十字秋田看護大学 |
研究代表者 |
渡邊 美奈子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (40739257)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 妊婦 / 睡眠 / 自律神経活動 |
研究実績の概要 |
産科医院に受診する正常妊婦を対象とし、妊娠初期・中期・末期の3地点で縦断的調査を行った。途中辞退を考慮し、60名程度リクルートすることを目標としている。データ収集内容は、以下の通りである。①基本情報(年齢、妊娠既往、非妊時BMI、内服薬の有無など)、②1週間の1日行動表、③ピッツバーグ睡眠質問票、④エプワース眠気尺度への回答を依頼する。自宅にて、④腕時計型ウェアラブル端末(GARMIN社vivosmart5,以下vivosmart)の装着をしていただく。入浴を除く24時間、連続して1週間の装着を依頼する。対象者が分娩後、協力施設スタッフ立ち合いのもと電子カルテから⑤分娩時情報を収集する。 妊娠初期(16週未満)の妊婦に研究協力を依頼し、同意の得られた妊婦を対象とした。vivosmartは初期設定が必要であることから、同意が得られた妊婦に対し、身長や体重などの基本情報をその場で確認させていただき、初期設定を研究者が行った後に、対象者の自宅へ各質問紙とvivosmart、返信用封筒を郵送した。自宅にて質問紙への記入と1週間のvivosmart装着が終了したら返信用封筒に入れポストに投函してもらった。妊娠中期(22~27週)になったら各質問紙と測定機器を自宅へ郵送し、同様に測定が終了したらポストへ投函してもらった。妊娠末期(34週~37週)も同様に行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年7月に研究倫理審査の承認を受け、同年9月より上記に従いデータ収集を開始した。現在、31名の妊婦より研究協力が得られており、データ収集を継続中である。途中辞退者は現時点で2名のみと想定よりも少なく順調である。一方で、3時点のうち1時点以上データの欠損を認める対象者が想定より多く(31名中12名にデータ欠損あり)。他のウェアラブルデバイスが近くにある場合や対象者自身でアプリを有している場合などにデータ欠損を認める可能性があることが判明し、解析ソフトの担当者(Fitrockr社)と随時連絡を取り合いながら確実なデータ収集に努めている。対象者確保の進捗としては概ね順調である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度も対象者確保およびデータ収集を継続する。3時点のデータ収集が完了している妊婦がまだ5名程度であり、妊娠期の睡眠を含む日常生活行動の経時的変化、睡眠と日中の活動や自律神経活動との関係性についての検討には至っていない。今後、データ数を増やし、分析をする。
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次年度使用額が生じた理由 |
主に、対象者への質問紙および機器郵送・返送用・謝礼品の郵送費として切手代、謝礼品の購入が必要である。
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