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2022 年度 実施状況報告書

ヘルスリテラシー,セルフエフィカシーから見た身体活動の向上とフレイル進行抑制

研究課題

研究課題/領域番号 22K17522
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

松田 憲亮  国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 准教授 (40549961)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードフレイル / 身体活動 / ヘルスリテラシー / セルフエフィカシー
研究実績の概要

健康寿命延伸や介護予防のため,フレイル対策は重要である.フレイルの予防的観点では加齢の影響も含めて,若い年代からアプローチが有効であると考える.近年,フレイル対策として,身体活動の有効性が報告されている.また,健康情報の入手や活用に関する能力であるヘルスリテラシーは,フレイル発症リスクを減少させると報告されている.一方,認知制御システムであるセフルエフィカシーは,運動継続に対する有効性が確認されている.ヘルスリテラシーとエルフエフィカシーの関係性は明確ではないが,身体活動を介してフレイル発症の抑制との関係性が高いと考えられる.本研究の目的は,1)前期高齢者を対象とし,ヘルスリテラシーとセルフエフィカシーの関係性を検討し,身体活動やプレフレイル,フレイルへの影響力を横断的に検討する.2)ヘルスリテラシー高群をコントロール群とし,ヘルスリテラシー低群に対するセルフエフィカシー向上を意図した介入を実施し,身体活動継続性およびプレフレイル,フレイル発症率を縦断的に検討することを目的とした.2022年度は,研究目的1)について研究準備を進行した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は高齢者を対象とした研究である.そのためコロナ禍の影響を受け、高齢者のサロン活動等も乏しい状況もあり対象者確保が難しい状況にあった.また、研究機器として身体活動量計を使用するが、取得まで時間を要した.また、職場内の退職者等の関係もあり、研究に関する時間の確保が難しい状況が継続した.これらを理由に本研究課題の進行が遅れている状況にある.

今後の研究の推進方策

まず、研究目的 1)前期高齢者を対象とし、ヘルスリテラシーとセルフエフィカシーの関係性を検討するため、横断研究を実施準備を開始する.
研究目的1)に対する研究被験者募集に関して、COVID-19の感染症5類への変更もあり、高齢者のサロン活動等も活発になりつつある状況にある.研究被験者募集にあたり、学科内の教授等への相談、シルバー人材センターの活用等を含め、検討を行う.また研究備品の準備、測定スペース、評価協力者等の確保を含め、研究の進行、データ収集を実施する.

次年度使用額が生じた理由

2022年度においては、研究機器の準備に留まり、被験者募集、データ収集等の研究進行が遅延している状況にあった.そのため、2023年度にデータ採取等を変更、研究進行するため、被験者謝金等が多く発生する.これらを理由に2022年度分の未使用の申請費用を繰り越し、研究費を使用する必要がある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Gender Differences in Life-space Mobility-associated Factors and Structures in Community-dwelling Older People2022

    • 著者名/発表者名
      Kensuke Matsuda, Takashi Ariie, Ryota Okoba, et al.
    • 雑誌名

      Progress in Rehabilitation Medicine

      巻: 7 ページ: 1-10

    • DOI

      10.2490/prm.20220023

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2023-12-25  

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