研究課題/領域番号 |
22K17527
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研究機関 | 関西医療大学 |
研究代表者 |
鷺 忍 関西医療大学, 保健看護学部, 助教 (40909149)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 高齢精神障害者 / 高齢者施設 / 多職種・多機関連携 / 医療機関 / 役所 / 地域 / 相談窓口 |
研究実績の概要 |
高齢精神障害者の退院先として期待されている高齢者施設で働く援助職者への高齢精神障害者の地域移行・地域生活を支援するための多職種・多機関連携・協働に関するインタビューから、高齢者施設における連携・協働の現状を明らかにし、高齢精神障害者への地域包括ケアに向けた連携・協働の課題やあり方を考察することで、老年期を迎えた高齢精神障害者の健やかな生活への支援につなげていく予定である。 研究開始当初より、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、対象施設や対象者の感染状況、感染予防・感染拡大防止を優先し、インタビューを延期することが続いた。その都度、対象施設とコンタクトをとりながら実施していった。 2022年度は、養護老人ホーム、軽費老人ホームの計6施設の援助職者、計24名にインタビューを実施した。インタビュー参加者の職種・役職としては、施設責任者4名、福祉・介護職(生活相談員・生活支援員など)15名、医療職(看護師)5名であった。高齢者施設に勤務する職種の割合として福祉・介護職が多いため、インタビュー参加者も福祉・介護職が多かった。 インタビューでは、施設内での援助職者同士の連携・協力体制、施設外での医療機関や役所との連携・協働、地域ぐるみの交流、家族とのつながりなどに関するさまざまな体験が語られた。一方で、多職種・多機関連携・協働への困難さも語られた。施設の状況によって体験はさまざまであり、類似している体験もあれば異なっている体験もあった。 現在、インタビューを実施しながら、同時進行で分析を実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始の2022年度より、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、対象施設や対象者の感染状況、感染予防・感染拡大防止を優先し、インタビューを延期するなど、その都度、対象施設とコンタクトをとりながら実施した。インタビューを実施しながら分析を進めているが、当初の計画からは遅れている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
対象施設にコンタクトをとりインタビューが可能な援助職者がいる場合は、引き続きインタビューを実施しながら分析を進める。また、研究結果の一部をまとめ、高齢者への看護・支援等に関連する学会で発表することを予定している。 2023年度中にはインタビューの実施を終え、インタビュー全体を通して分析し、概念図を作成する。全体の研究結果を学会で発表し、論文投稿を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビューと同時進行で分析を行なっているが、やや遅れており、テープ起こしや書籍、専門的な知識が得られる媒体などに使用する予定である。
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