研究課題/領域番号 |
22K17550
|
研究機関 | 山形県立保健医療大学 |
研究代表者 |
半田 直子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (00404864)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | マッサージ / 触圧刺激 / 文献検討 |
研究実績の概要 |
令和4年度は、認知症高齢者に対してリラクゼーションとして対象者の頭部に温熱刺激と触圧刺激を加えることで、睡眠状態にどのように影響を及ぼすか検討する実験を行う予定であった。しかし、コロナウイルス感染症拡大により対象者となる高齢者の安全を考慮した際に、本研究は直接対象者の身体に接触する研究であることから、研究の遂行を一時的に中断していた。その間、先行研究の文献検討と触圧刺激となるマッサージ手技の確立するために研修参加し、健常者へのマッサージ施術をして本実験に備えた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和4年度は、認知症高齢者を対象にリラクゼーションの介入として対象者の頭部に温熱刺激と触圧刺激を加えることで、睡眠にどのような影響を及ぼすか検討する実験を行う予定であった。しかし、対象となる高齢者はコロナ感染症の影響で重症化する事例が県内でも多発していた。コロナウイルス感染症の影響で高齢者の安全を考慮した際に、人を対象として身体に直接接触する本研究において、高齢者への介入は難しく研究活動が進まなかった。対象者に触圧刺激を行うためのマッサージ方法の確立として研修を受け、触圧刺激の検討を行った。また先行研究の文献を熟読し、研究を進めていくための文献検討を実施した。
|
今後の研究の推進方策 |
研究者が所属する大学の倫理審査を受ける。また、本実験の対象者となる認知症高齢者が入居している施設への研究依頼を行い、施設長および対象者(認知症高齢者で日常生活自立度レベルⅡ~Ⅲ)・家族に対して説明し同意を得る。 プレテストとして、シルバー人材派遣センターの会員に認知症ではない65歳以上の高齢者として同様の依頼をする。今年度にデータ収集をして、分析まで進める予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
昨年はコロナウイルス感染症の影響で、研究対象者の安全を優先し研究参加を見合わせ研究を一時中断していたが今年度は再開できる見込みである。そのため、昨年予定して使用できなかった研究費は、今年度に使用しながら研究を進めていく。
|