研究課題
<内容>研究1:腹部隆起測定装置(AEMD:Abdominal Excursion Measuring Device)を用いた腹部隆起量(AE-max:Maximum Abdominal Excursion)の信頼性と妥当性の検討を行い、その有効性を確認した。この内容は論文に掲載された。研究2:AE-maxと換気量の関係およびAEMDのバイオフィードバック効果の検証を行うため、健常成人のデータを収集し、データ解析を行った。現在論文投稿準備中。研究3:高齢者を対象としたAE-maxの基礎データ収集およびAE-maxのフレイルやサルコペニアとの関連を検証するため、データ収集した。現在データ解析中。<意義・重要性>解析結果よりAEMDは高い信頼性のある計測が可能であり、AE-maxは呼吸筋力を推定する数値として高い妥当性を有していることが明らかになった。また、現在投稿準備中やデータ解析中の結果が明らかとなれば、簡便で、定量的な呼吸筋評価が可能となり、介護予防効果を呼吸という観点から検証することが可能になることが期待できる。
2: おおむね順調に進展している
データ収集、解析作業等おおむね予定通り進行しているため
研究2、3について学会発表、論文投稿に移る。
次年度はデータ解析、学会発表、論文投稿に経費を必要とするため、次年度使用額が生じた。具体的な使用計画は以下の通りである。データ解析:参考書学会発表:旅費論文投稿:校正費、投稿料
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Medical Engineering & Physics
巻: 124 ページ: 104093~104093
10.1016/j.medengphy.2023.104093