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2022 年度 実施状況報告書

温熱刺激が骨格筋の糖取り込みを促進する新規機構の解明と高血糖治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 22K17619
研究機関新潟医療福祉大学

研究代表者

池上 諒  新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (70881770)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード糖尿病
研究実績の概要

近年,我が国の糖尿病患者は急増しており大きな社会問題となっている.一般的に,非薬物療法として運動療法が推奨されているが,運動に対する嗜好や合併症等の影響により運動の継続率は低いのが現状である.本研究は運動療法に代わる非薬物療法として, 温熱療法に着目した. 温熱刺激は骨格筋による糖取り込みを促進し血糖値を低下させる可能性が示されており,運動を必要としない新たな血糖コントロール方法への応用が期待されている.本研究では,温熱刺激による骨格筋グルコース取り込みのメカニズムを明らかにし,高血糖改善を目的とした温熱療法の臨床適応に重要な知見を提供する.今年度は局所的な温熱刺激方法の考案及び,一過性の温熱刺激による糖取り込みに関与するシグナル伝達物質の活性を検討した.刺激する温度や刺激時間により活性が変化するため,有効な温度閾値がある可能性が示唆された.また,全身の温熱と局所の温熱で効果が異なる可能性がある.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

局所的に温熱刺激を安定して負荷する方法の考案に時間を要した.

今後の研究の推進方策

温熱刺激負荷方法が確立したため,慢性実験を含めメカニズムの解明を進めていく.

次年度使用額が生じた理由

プロトコル及び温熱刺激を負荷方法の考案に時間を要したため

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The Effect of Single Bout Treatment of Heat or Cold Intervention on Delayed Onset Muscle Soreness Induced by Eccentric Contraction2022

    • 著者名/発表者名
      Yoshida Riku、Nakamura Masatoshi、Ikegami Ryo
    • 雑誌名

      Healthcare

      巻: 10 ページ: 2556~2556

    • DOI

      10.3390/healthcare10122556

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 慢性的な温熱刺激プロトコールと骨格筋適応の関係性2022

    • 著者名/発表者名
      池上諒
    • 学会等名
      日本体力医学会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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