研究課題
申請者らはこれまでに心不全の重症度とオーラルフレイル有病率の間に有意な関係性があることを報告したが、背景因子の検証は不十分である。とりわけ、通常老化と比較した心不全高齢者の特徴として知られる自律神経障害や筋内脂肪蓄積の影響力を認識するためのエビデンスは稀有である。本研究は、高齢者を対象として心不全と自律神経機能、嚥下関連筋内脂肪の相互関係とそのオーラルフレイルへの影響力の検証を目的として開始した。本年度は当初の計画通りデータの蓄積を進めている。尚、本研究のサブ解析の成果は国内学会に於いてセレクション演題へ選出されており、現在国際誌への投稿準備中である。
2: おおむね順調に進展している
予定されていた調査を大きな変更無く実施できているため。
研究計画に従い目標サンプルサイズまでのデータ蓄積を継続し、解析及び学術集会での報告や国際誌への論文投稿を行う予定である。
必要な機器の一部について、購入を前提とした貸し出し用デモ機による測定を行ったためまだ購入していない物品がある。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)
Neuroscience Letters
巻: 797 ページ: 137079~137079
10.1016/j.neulet.2023.137079