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2023 年度 実施状況報告書

水泳の特性を考慮した動作指標の開発による水泳時の低抵抗技術の探究

研究課題

研究課題/領域番号 22K17698
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

成田 健造  鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 講師 (70836999)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード抵抗 / 水泳 / 動作
研究実績の概要

本研究に関する内容「The difference in active drag between front crawl and backstroke: A kinematic approach」を、2023年9月にドイツのライプツィヒで開催された国際学会「the XIVth International Symposium of Biomechanics and Medicine in Swimming」で発表した。その成果は国外の研究者にも高い評価を受け、現在はその内容をさらに発展させ、投稿論文として執筆中である。
2023年度は2022年度に実施した実験の動作分析を大幅に進めることができた。水中という環境下では、気泡や水面反射の影響で分析にも莫大な労力と時間を有する。また、分析には高性能(特にGPU)なPCが必要とされる。2023年度はPCを購入し、分析を通してノウハウを高めることができた。そこで蓄積したデータを元に、本研究の動作指標を算出するプログラミングを作成した。2024年度以降はそれらのデータを用い、論文執筆に注力し、国際誌へ複数本の掲載を目指す。なお、現在は本研究に関連して、「抵抗力と身体組成の関係」に焦点を当てた研究論文を投稿中である。
2024年度以降は回流水槽での実験にも着手する。具体的には、回流水槽で3次元動作を取得するための環境整備に注力する。そのための実験スケジュールをすでに決めており、この測定の実現に向けて取り組む。測定可能な実験環境を整備した後、動作と抵抗の両データを回流水槽で計測し、その後分析を進める。そして、「水泳時の低抵抗技術」に関する研究史の発展を目指す。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究に関する実験の大半を2022年度に終え、2023年度はその分析を進めた。また、本研究に関する内容を国際学会で発表し、国外の研究者ともディスカッションした。現在はその内容をさらに発展させ、投稿論文として執筆中である。
水中という環境下では、気泡や水面反射の影響で分析にも莫大な労力と時間を有するが、高性能(特にGPU)のPCを購入したことで、分析作業を大きく進めることができた。そこで蓄積したデータを元に、本研究の動作指標を算出するプログラミングを作成した。

今後の研究の推進方策

2024年度以降はこれまでに分析したデータを用い、論文執筆に注力し、国際誌へ複数本の掲載を目指す。
他に、回流水槽での実験にも着手する。具体的には、回流水槽で3次元動作を取得するための環境整備に注力する。そのための実験スケジュールをすでに決めており、この測定の実現に向けて取り組む。測定可能な実験環境を整備した後、動作と抵抗の両データを回流水槽で計測し、その後分析を進める。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Role of kicking action in front crawl: the inter-relationships between swimming velocity, hand propulsive force and trunk inclination2024

    • 著者名/発表者名
      Kadi Tomoya、Washino Sohei、Tsunokawa Takaaki、Narita Kenzo、Mankyu Hirotoshi、Murai Akihiko、Tamaki Hiroyuki
    • 雑誌名

      Sports Biomechanics

      巻: 1 ページ: 1~19

    • DOI

      10.1080/14763141.2024.2303361

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] The difference in active drag between front crawl and backstroke: A kinematic approach2023

    • 著者名/発表者名
      Kenzo Narita, Tomohiro Gonjo, Hideki Takagi
    • 学会等名
      The XIVth International Symposium on Biomechanics and Medicine in Swimming
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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