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2023 年度 研究成果報告書

脳の老化性変化を誘導するmicroRNAの同定

研究課題

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研究課題/領域番号 22K17828
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関香川大学

研究代表者

高田 忠幸  香川大学, 医学部, 寄附講座教員 (10714272)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードSAMP8 mouse / neurodegeneration / aging / brainstem / microRNA
研究成果の概要

本研究では、miRNAアレイから得られたサンプルのmiRNAプロファイリングを用いて、SAMP8の脳幹で発現が上昇または低下したマイクロRNA(miRNA)を同定した。5ヶ月齢の雄性SAMP8マウスを用い、正常対照群と比較した。SAMP8マウスの脳幹では、miR-491-5pとmiR-764-5pが発現上昇し、miR-30e-3pとmiR-323-3pの発現が低下していた。miRNA発現の変化を調べることで、加齢に関連した神経病理学的変化の初期段階における分子的証拠が得られる可能性を示唆している。

自由記述の分野

老化 認知症

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではモデルマウスを用いることで、早期の段階で変性が生じた部位とその後に変性が拡がることが知られている部位同士を比較することで、miRNAの発現の違いを比較した。老化変性の拡大のトリガーとなるmiRNAやその一連の発現パターンから老化の進行へのヒントを得ることができた。これまではヒトではBraak仮説など、病理学的な老化性変化の拡大パターンは報告されていた。それになぞらうようにモデルマウスでmiRNAの発現パターンを今回の研究では示すことができた。miRNAでは単独の信号変化を追うのではなく、一連の信号変化を考慮した考察が今後は必要であることが予想された。

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公開日: 2025-01-30  

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