本研究では、ハイスループット計測が可能なCaイメージングデータから、機械学習を用いた痙攣リスク予測法の開発を目的とした。Caオシレーションを正確に検出するために、SVMを用いたCaオシレーション検出法を検討し、97%の精度でオシレーションを検出可能なモデルを開発した。次に、検出したオシレーション波形画像を作成し、CNNモデルを用いて痙攣毒性予測モデルを作成した。作成したCNNモデルは5種類の陰性化合物と27種類の痙攣陽性化合物を87%の精度で予測した。陰性化合物を偽陽性なく判定し、痙攣陽性化合物の毒性を用量依存的に検出した。Caイメージング法における痙攣毒性予測法としての有効性が示された。
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