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2023 年度 実施状況報告書

教養情報番組の構成に基づく遠隔授業用動画制作手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K18009
研究機関筑波大学

研究代表者

辻 泰明  筑波大学, 図書館情報メディア系, 客員研究員 (30767421)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワードインターネット動画 / 遠隔授業 / 動画制作 / テレビ番組 / 映像コンテンツ
研究実績の概要

COVID-19のパンデミックを契機として、遠隔授業が普及し、講義を収録した動画を制作して配信することが広くおこなわれるようになった。しかし、遠隔授業用動画の多くは、授業中の声とPC画面のキャプチャを合わせたものであったり、スライドショーを録画しただけのものであったりするのが現状であり、テレビ番組などで培われた映像構成の手法は活用されていない。その結果、動画視聴において集中力が持続しないなどの問題が指摘されている。
本研究は、学生の興味関心を持続させると共に理解度の向上にも寄与する、遠隔授業用動画の制作手法を開発することを目的とする。その目的を達成するための手法として、テレビ番組の一ジャンルである教養情報番組を分析し、その構成を応用して、遠隔授業用動画を制作することをおこなう。教養情報番組とは、テレビ初期の講座番組が発展して洗練度を増した番組群の呼称である。
2023年度は、教養情報番組の構成分析に基づいて定型化した構成によって作成した複数の動画を実際に配信して、反響を観測した。
配信にあたっては、専用チャンネルに複数の動画を配置し、解析ソフトを用いて視聴データを収集すると共にインタビューをおこなった。必要な整理を加えたデータに対して分析をおこない、動画ごとの視聴傾向に関して、配信期間における視聴数、再生時間、視聴者維持率などについ分析をおこなった。その上で、遠隔授業用動画の構成と視聴に関する考察をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

前年度実施した実験用動画についての分析に加え、実際に動画を配信した結果における視聴データと視聴者の反響を合わせた分析を、より精緻に実施しているため、やや時間を要している。

今後の研究の推進方策

次年度は、これまでの成果をもとに、動画配信の結果に関する分析を更に詳細に実施し、研究の成果をまとめる予定である。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用が生じた理由
一部機材の導入時期を、追加の動画制作やデータ収集と分析の進行に合わせて調整したことによる。
次年度の使用計画
機材の追加購入および研究成果をまとめるための必要経費に充当する。

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公開日: 2024-12-25  

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