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2023 年度 実績報告書

軍港都市の観光地化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K18102
研究機関広島大学

研究代表者

張 慶在  広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (50782140)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワード戦争記憶 / 観光 / コンテンツ
研究実績の概要

本研究は、軍港都市がどのように観光開発の対象として注目され、様々な内部・外部の歴史認識・政治・地域活性化の影響を受けながら観光地化されていくのかを観光学の観点から明らかにしたものである。
広島県呉市と台湾高雄市を主なフィールドとして行った本研究では、具体的に以下の成果が得られた。まず、呉の調査では、海軍文化が地域のアイデン ティティーになっていく、さらにそれが地域の団体によって新たな観光資源になるプロセスが明らかになった。また、台湾の調査からは、政治(政党など)の流れが変わることに沿ってどのように日本時代に対する認識が変化され、それが開発とくに観光開発や地域振興の形を作っていくのかについてのプロセスが明らか になった。
また、研究期間中には、以下の実績が得られた。まず、2023年度には、助成最後の年として全体の研究をまとめる国際シンポジウムであるThe Popular Culture Tourism Stakeholders Summit In Japan を自ら企画し、2024年1月19日から21日にまで呉市大和ミュージアムで行った。地方自治体、政策立案者、DMO、研究者、大衆文化のクリエイターやファン、文化・教育機関、観光関連企業などの民間セクターのステークホルダーが、自由に議論するためのユニークなプラットフォームを提供する場として、3日間10カ国から約50人がラウンドテーブルや学術発表を行った。また、海外調査地である高雄市で2024年度以降第2回目の事業を行うことの調整を行った。同事例に関しては、これまで収集したデータを基に、Journal of Hospitality and Tourism Researchなど観光学トップジャーナルに投稿予定である。また、2022年度Journal of Heritage Tourismに投稿した論文が、2024年3月に出版された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [雑誌論文] Real in virtual or virtual in real? Intersecting virtual and real experience in open-world video games and heritage tourism2024

    • 著者名/発表者名
      Jang Kyungjae
    • 雑誌名

      Journal of Heritage Tourism

      巻: - ページ: 1~16

    • DOI

      10.1080/1743873X.2024.2322424

  • [学会発表] Connectivity and realms of memory in island tourism2023

    • 著者名/発表者名
      Kyungjae Jang
    • 学会等名
      The 17th International Conference on Small Island Cultures
    • 国際学会
  • [学会発表] Transnational Dynamism of and Intercultural Dialogue on the Pop Culture of East Asia2023

    • 著者名/発表者名
      Kyungjae Jang
    • 学会等名
      2023 AAA/CASCA Annual Meeting
    • 国際学会
  • [学会・シンポジウム開催] Popular Culture Tourism Stakeholders Summit In Japan2024

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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