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2023 年度 実施状況報告書

関係人口と地域の持続可能な協働に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K18107
研究機関島根県立大学

研究代表者

田中 輝美  島根県立大学, 地域政策学部, 准教授 (80911049)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
キーワード関係人口 / 継続性 / 地域再生 / 協働 / よそ者
研究実績の概要

本研究は、関係人口との協働を持続可能にするために求められる地域社会のシステムを提示することを目的としている。従来の研究は、関係人口の意義や具体的な創出手法といった初期段階が中心であり、次なる段階として、関係人口との地域の協働の持続可能性に着眼することが必要であると考えた。
初年度は、調査研究の基礎となる関係人口や観光社会学、地域社会学関連の文献・資料の収集、分析に取り組みながら、あらためて今後5年間の調査や研究計画の具体的な設計を行ったのに続き、二年目となる本年度は、関係人口として活動している人々にインタビューを行った。関係人口として活動している人々の実態は、量的なアンケート調査は進められているものの、質的調査は多くはないことから、計画した。
特に、関係人口として活動している2人(1)島根県邑南町に通っている広島市の女性(2)鳥取県鳥取市のコミュニティに所属している東京都の男性、について、活動実態や意識についてインタビューを実施することができた。これらの調査の成果の一部について、関東都市学会において研究発表を行ったほか、それに基づいて論文執筆し、翌年度に学会誌に掲載される予定となっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初想定していたよりも現地調査を進めることができなかったため。次年度はしっかり進めていきたい。

今後の研究の推進方策

次年度は、4カ所程度、現地を訪問しての調査(フィールドワーク、インタビュー)を進めることが計画の中心となっている。並行して収集した文献を活用した整理・分析についても行っていきたい。

次年度使用額が生じた理由

計画していた現地での調査研究が計画通りに進まず、旅費が残額となった。次年度に使用予定となっている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 新しいライフスタイルとしての「関係人口」2024

    • 著者名/発表者名
      田中輝美
    • 雑誌名

      関東都市学会

      巻: 25 ページ: 5-14

  • [学会発表] 関係人口という新しいライフスタイル2023

    • 著者名/発表者名
      田中輝美
    • 学会等名
      2023年度関東都市学会春季大会
    • 招待講演
  • [学会発表] 関係人口からみた山陰地方の可能性2023

    • 著者名/発表者名
      田中輝美
    • 学会等名
      人文地理学会 第295回(特別例会)
    • 招待講演
  • [学会発表] 関係人口と地域再生2023

    • 著者名/発表者名
      田中輝美
    • 学会等名
      令和5年度土木学会全国大会
    • 招待講演
  • [図書] 地域社会の持続可能性を問う(山陰研究ブックレット13)2024

    • 著者名/発表者名
      藤本晴久/関耕平/毎熊浩一/飯野公央/田中輝美/宮本恭子/佐藤桃子/植木洋
    • 総ページ数
      174
    • 出版者
      今井出版

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公開日: 2024-12-25  

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