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2023 年度 実施状況報告書

感情分析の観点から信頼性が低い情報が拡散されるメカニズムを解析するための研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K18152
研究機関中央大学

研究代表者

福田 悟志  中央大学, 理工学部, 助教 (10817555)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
キーワード感情分析 / 新型コロナウイルス / コロナワクチン / Twitter
研究実績の概要

本年度は,コロナ禍で報道されたニュースに対する人々の反応および感情変化を分析した.
日本において,2020年1月から2022年5月の期間で,Yahoo!ニュースがTwitter上に投稿したニュースツイートおよびそれらのツイートに対するリプライツイートを収集した.そして,ニューストピックに対するリプライツイートの数を人々の関心度とみなし,コロナ禍において,人々が関心を持ったニューストピックを時系列的に調べた.その結果,2022年1月までは,その時々で話題となった新型コロナウイルスに関連するニューストピックに対して人々は関心を示し,2022年2月になると,ウクライナ・ロシア紛争に対して非常に大きな関心を示した.また,各ニュースに対する人々が受けた感情(ポジティブまたはネガティブ)を推測し,ニューストピックに対するポジティブまたはネガティブツイートの推移を調べた.そして,ニューストピックに対する人々の関心の推移と比較したところ,全体的に,ニューストピックに対する人々の関心とネガティブな感情の推移が類似している傾向にあることが推察された.
今後は,ニュースが持つ情報の信頼性を測り,人々の感情に与える影響と情報としての信頼性にどのような関連性があるか調べる.また,人々が特定の事象や物事に対して,何をきっかけにポジティブまたはネガティブな感情を持つようになったのかを調査し,それが情報としての信頼性とどのように関連があるのかを分析する予定である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度から,原子力発電を対象に,原子力発電に対する人々の関心と理解の分析を行っている.
また,新型コロナワクチンを対象として,流言などを含む不安要素が人々の間で広まった要因などを分析している.

今後の研究の推進方策

情報の信頼度を測定するためのアプローチを実装する予定である.

次年度使用額が生じた理由

次年度の研究推進および成果発表に使用する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] An Analysis of Shifts in Public Interests and Sentiments in Japan Using News Tweet Data during the COVID-19 Pandemic2023

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Fukuda, Hidetsugu Nanba, and Hiroko Shoji
    • 雑誌名

      Proceedings of the 14th International Conference on Advanced Applied Informatics (IIAI AAI 2023)

      巻: - ページ: -

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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