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立ち上がり動作において,大腿部前面の二関節菌である大腿直筋が重要な役割を果たしている.大腿直筋は股関節と膝関節の両方をまたぐ筋であり,従来は主に下肢の運動に寄与すると考えられてきた.本研究はこの筋が出力だけでなく,平行リンク機構として構造的に動作を支えていることを明らかにした.すなわち,立ち上がり動作中に大腿直筋が重心方向に床反力を向けるように調整することで,体幹の前方倒れを抑制している.この知見は,立ち上がり能力が低下した高齢者や運動機能障害者に対するリハビリテーションプログラムや支援機器の設計において,新たな視点を提供するものである.
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