研究課題
挑戦的研究(開拓)
本研究は、従来「知ること」を中心としてきた人文社会科学とモノづくりを結び付ける「クリティカル・メイキング」という新手法を開発し、社会実装を目指すものである。具体的には、応募者が中山間地の人々とともに地域のモノづくりの現場に参加し、その制作過程で出会う諸問題をともに批判的に検討し、SDGsの課題に沿ったものとして再構築して行くことで、人文社会科学の新たな可能性を切り拓こうとするものである。
従来の「知るための人文社会科学」から、「作るための人文社会科学」への転換可能性を探究し、新たな人文社会科学の可能性を切り拓くものとして期待できる。さらに、社会的な貢献として、生産の現場に人文社会科学者が参加し、「持続可能」な生産の在り方をともに検討・改革していくことによって、社会変革にもつながり、SDGsの諸課題への貢献も期待できる。