研究課題/領域番号 |
22K18277
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分16:天文学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小高 裕和 大阪大学, 大学院理学研究科, 准教授 (50610820)
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研究分担者 |
一戸 悠人 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 研究員 (30792519)
井上 芳幸 大阪大学, 大学院理学研究科, 准教授 (70733989)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2028-03-31
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研究の概要 |
観測天文学では開拓の遅れているMeV帯域での観測能力向上を目指すものである。地下素粒子物理実験で実用化が始まっている液体アルゴン放射線検出器を、ガンマ線コンプトン望遠鏡に転用することで、有効面積を巨大化する。本研究は、2030年代後半の衛星ミッション実現を念頭に、その基盤となる超高分解能コンプトン望遠鏡と人工衛星に搭載可能な冷却・純化維持系の開発を目指す。
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学術的意義、期待される成果 |
本研究は現状の1000倍の感度向上を実現し、MeV帯域の宇宙ガンマ線観測へのブレークスルーとなるもので、非常に挑戦性の高い研究である。原子核起源の核ガンマ線の検出は、重力波候補天体をはじめ、宇宙の重元素起源に迫るもので、学術的意義が高い。また、その波及効果も大きいと期待される。最終的な衛星計画を実現するための重要なマイルストーンとなると考えられる。
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