研究課題
本研究では、摂動解析の動的非線形化による凸凹パターン変態の全貌解明を目的とする研究課題に取り組んでおり、最終年度の成果として、超弾性体の一般形としてGent-Gent超弾性材料を想定してリンクル・クリース変態の特性を調べ、ハイインパクト雑誌であるInternational Journal of Mechanical Sciencesに採択された。ほかにもリンクル・クリース変態に及ぼすI2不変量の影響も明らかにした。さらに二層構造体表面上の液滴によって駆動するリンクル・フォールド変態に及ぼす表面張力の影響を非線形有限要素解析によって評価し、機構を解明するとともに設計変数の空間における状態図作成を進めた。実験的アプローチでは、液滴によって駆動するリンクル・フォールド変態を観察・計測するとともに、膜厚勾配を有する二層構造体に生じるリンクルとクリースを評価し、ゲル化過程に生じるパターン変態の膜厚依存挙動を観察した。さらに、基盤中に繊維を配置し、表面パターン変態に及ぼす影響を統計的に調べた。研究期間全体としては、非線形摂動解析をツールとして駆使することによって、リンクル開始点からクリース開始点に繋がる不安定経路の存在を明らかにし,リンクル・クリース問題のミッシングリンクとしての機構を解明するとともに、表面張力との相互作用を非連成形式ではあるものの評価するフレームワークを構築した。これまでの研究によって、研究基盤構築は達成されたと評価できる。今後は表面不安定を利用した表面機能制御の発展に取り組むとともに、得られた知見が普遍性を有することから、この分野の応用研究が広がりを持ち、波及することを期待する。
すべて 2024 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件、 招待講演 5件) 備考 (5件)
International Journal of Solids and Structures
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https://www.mech.nagoya-u.ac.jp/mml/
https://scholar.google.com/citations?user=uY5i9UkAAAAJ&hl=en
https://www.researchgate.net/profile/Dai-Okumura
https://orcid.org/0000-0002-4020-8258
https://www.webofscience.com/wos/author/record/2271990