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2024 年度 実績報告書

Gibbs-Thomson溶媒が拓く超速エピタキシーの新展開

研究課題

研究課題/領域番号 22K18306
研究機関大阪大学

研究代表者

吉川 健  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (90435933)

研究分担者 三浦 均  名古屋市立大学, 大学院理学研究科, 准教授 (50507910)
川西 咲子  京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (80726985)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
キーワードGibbs-Thomson溶媒 / 結晶成長 / エピタキシー / SiC / Ga2O3
研究実績の概要

2024年度はその場干渉観察を利用したGibbs-Thomson溶媒を用いたSiC結晶の溶液成長速度のリアルタイム計測を進め、溶媒組成の依存性の調査を実施した。初期数分での高速成長とそれに続く定速成長を複数の溶媒系で確認し、従来間欠的な成長厚計測から類推された成長挙動を連続的なリアルタイム計測により再現する結果を得たことからGibbs-Thomson溶媒応用の成長機構を決定した。加えて、酸化ガリウムについてGibbs-Thomson溶媒を用いた溶液成長法の検討のために酸化ガリウム―酸化アルミニウムー溶媒系の相平衡関係の調査を行った後に、一部の条件で成膜に成功した。
以上、本研究では以下を達成した。
(1) 特にSiCについてGibbs-Thomson溶媒を用いた溶液成長の成長速度の定量的評価を行うために、その場干渉観察を利用した溶液成長速度のリアルタイム計測法を新規に確立し、初期から後期まで再現性のある成長速度データを取得した。
(2) 溶液中分散微粒子の溶液との溶解・析出と、溶液中拡散の交互連成モデルによる成長速度の数値シミュレーションを達成し、Gibbs-Thomson溶媒を用いた溶液成長速度を概ね再現した。特に初期の高速成長については、初期の微粒子形状の不安定性を考慮した界面エネルギーを導入することで、界面エネルギーと近接場拡散の寄与が大きいことを確かめた。
(3) 混晶化合物への新エピタキシーの応用として酸化ガリウムについてGibbs-Thomoson溶媒応用として、酸化ガリウム基板および酸化アルミニウム上の溶液成長を試み、一部条件において酸化ガリウムー酸化アルミニウム混晶の成膜に成功した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] Gibbs-Thomson溶媒を用いたSiC結晶の高速液相エピタキシャル成長と集光レーザーを利用した微細構造結晶成長の試み2024

    • 著者名/発表者名
      吉川 健, 小枝 泰也, 浅野 雄介, 中本 将嗣, 鈴木 賢紀
    • 学会等名
      日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会
  • [学会発表] Gibbs-Thomson溶媒を用いたSiC溶液成長のその場観察2024

    • 著者名/発表者名
      浅野 雄介, 鈴木 賢紀, 中本 将嗣, 吉川 健
    • 学会等名
      日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会
  • [学会発表] レーザー照射によるSiCの単結晶基板上微細部ホモ成長の試み2024

    • 著者名/発表者名
      小枝 泰也, 鈴木 賢紀, 中本 将嗣, 吉川 健
    • 学会等名
      日本金属学会2024年秋期(第175回)講演大会
  • [学会発表] Gibbs-Thomson溶媒を用いたSiC結晶の液相エピタキシーその場観察2024

    • 著者名/発表者名
      浅野 雄介, 鈴木 賢紀, 中本 将嗣, 吉川 健
    • 学会等名
      日本結晶成長学会第53回結晶成長国内会議(JCCG-53)

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公開日: 2025-12-26  

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