研究課題/領域番号 |
22K18314
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
後藤 雅宏 九州大学, 工学研究院, 教授 (10211921)
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研究分担者 |
若林 里衣 九州大学, 工学研究院, 准教授 (60595148)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究の概要 |
本研究はこれまで期待できる薬効を有しながら水や有機物に難溶解性であるためにその機能を十分に発揮できなかった薬剤をイオン液体に溶解させて,新しいドラッグデリバリーシステムを開発するものである.イオン液体はイオンの組み合わせにより溶解性を制御できるため,本研究で疎水性でかつ生体適合性を有するイオン液体を見出しこれを医療現場で実装できるシステムを開発するものである.
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学術的意義、期待される成果 |
イオン液体は,イオンの組み合わせによりその物性を制御できるため,触媒,電気化学,分離工学で多くの研究が行われている.しかし,ほとんどのイオン液体が毒性を有しているためその溶媒としての優れた特性をドラッグデリバリーへ応用する研究は限られてきた.しかし毒性の問題を解決して生体適合性を有するイオン液体が開発できれば,大きな社会的インパクトを与えるであろう.
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