研究課題/領域番号 |
22K18319
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
横川 隆司 京都大学, 工学研究科, 教授 (10411216)
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研究分担者 |
冨田 努 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 室長 (50402897)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究の概要 |
ミニ臓器である大脳オルガノイドに対して、急激な血圧・血流変化を付与して虚血性脳卒中の病態を模倣する脳卒中チップを作製し、患者の死後組織の遺伝子発現を解析して脳卒中誘導因子を明らかにするバイオマーカーの確立を目的としている。本研究は、血圧・血流を制御する機構を付与し、チップ上においてヒト脳で発生する短期・長期的な脳卒中プロセスを再現する脳卒中チップを作製する挑戦的な研究である。
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学術的意義、期待される成果 |
従来は、脳卒中で死亡した患者の組織を用いて薬剤の効果が検証されてきた。しかし、従来法では患者によって脳卒中の状態が異なるため信頼性の高いデータを得ることが困難であった。本研究では、マイクロ流体デバイスを用いて血流を制御し、デバイス上において部位特異的な虚血状態を再現して脳卒中の病態を模倣することにより、検体に左右されない創薬の開発や医療への貢献が期待される。
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