研究課題/領域番号 |
22K18320
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分29:応用物理物性およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三輪 真嗣 東京大学, 物性研究所, 准教授 (20609698)
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研究分担者 |
井上 圭一 東京大学, 物性研究所, 准教授 (90467001)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究の概要 |
本研究は、光受容タンパク質ロドプシンを含有するスピントロニクスデバイスを創製し、スピントロニクス技術を分子生物学に応用することに挑戦する内容である。ロドプシンの光反応を分子キラリティによるスピン流生成により電気的に検出し、またその逆にキラリティ操作を介して反応を制御することで、機能発現に重要とされる各アミノ酸やαヘリックスの動態の解明を目的としている。
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学術的意義、期待される成果 |
スピントロニクス分子生物学という新たな学術分野を切り拓こうとする挑戦性は高く評価できる。研究内容においても、従来手法と異なり、分子に電流を流さずにキラリティをスピン流にて電気的に検出する手法を採用している点は、応募者の実績に基づいたものでありながら画期的である。ロドプシンの機能発現に重要とされる各アミノ酸やαヘリックス動態の解明も生物学への波及効果が期待できる。
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