研究課題
挑戦的研究(開拓)
本研究は、キャリア包絡線位相安定化させた短波長赤外域の高強度サブサイクルパルスを発生する技術を確立するともに、得られたサブサイクルパルス光に径偏光もしくは方位偏光という新奇な偏光状態へと変換し、さらに発生される高強度電磁場を物質と相互作用させることにより、光の縦電場の直接観測や光の縦磁場と物質とのダイナミクス解明を目的とする。
径偏光のサブサイクルパルス光を集光した時に得られる光の縦電場の直接観測が期待されれるとともに、そのキャリア包絡線位相制御による電場制御が期待される。また、方位偏光のサブサイクルパルス光による発生される光の縦磁場と物質との相互作用の研究を端緒とし、アト秒時間分解能の磁気光学応答など、新たな超光速光物性の研究手法・研究分野の開拓が期待される。