研究課題/領域番号 |
22K18369
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分45:個体レベルから集団レベルの生物学と人類学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 克文 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (50300695)
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研究分担者 |
楢崎 友子 名城大学, 農学部, 助教 (30772298)
中村 乙水 長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 助教 (60774601)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究の概要 |
船舶などの運用で方位測定に有効であることが知られている旋回が、多様な海洋動物にも共通の行動として認められることに注目し、旋回行動が動物による方位測定に関連したものであるという仮説を立てている。この仮説を検証することが本研究の目的である。大型魚類や爬虫類で、磁石を頭部につけた個体を放流、一定期間後に磁石を脱落させて、その前後で旋回行動に差が生じるかどうかを確認することで検証を試みる。
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学術的意義、期待される成果 |
野生個体の磁気感覚を混乱させ、旋回行動に与える影響を明らかにしようという計画。バイオロギングの手法を活用したスケールの大きな研究となっている。生物の地磁気ナビケーションをバイオロギング手法で研究する新しい手法の開発であり、挑戦的研究にふさわしい。大規模移動する海洋動物について収斂進化したと推定される地磁気ナビゲーションメカニズムの解明につながる可能性があり、挑戦的研究としての意義が大きい。
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