研究課題
挑戦的研究(開拓)
本研究では、視線の時系列的変化を文法や単語の意味のようなものに捉え(視線の文法化)、それを基に脳機能・脳内病理を推定する新たな学術体系の構築に挑戦する。自然言語処理における文法や単語の意味の学習と同様に、視線の時系列的変化についても文法化が行えることを示し、それによる脳機能・脳内病理の推定を目指す。
視線の文法化ができれば、視線による様々な推定が簡単な転移学習により可能となる。また、その応用である脳機能・脳内病理の推定は有用性が高いと思われる。推定の例として認知症を対象とし、主観的なアプローチではなく、バイオメトリクス(PET/アミロイドβ)を活用し客観的に検証の確かさを担保する点も評価できる。