研究課題/領域番号 |
22K18426
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
黒田 潤一郎 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (10435836)
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研究分担者 |
諸野 祐樹 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 超先鋭研究開発部門(高知コア研究所), 上席研究員 (30421845)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2026-03-31
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研究の概要 |
過去に起こった地球環境の大きな転換点(地質境界)における海底下生命圏の構造及び分布変化を明らかにし、太古の生物環境、生物進化の解明に迫る研究である。古環境研究者と微生物研究者が協働して海底堆積物試料の地質境界の認定と微生物群集の構造変化の解析を行い、地球環境の転換点が海底下微生物群集を規定しているという仮説検証に取り組む。
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学術的意義、期待される成果 |
海底下での微生物学研究では、堆積物試料の全量を使った解析が慣例化している。そのため古環境情報の取得ができず、地質学的境界を利用した微生物学研究はほとんど実施されていない。同一試料から地質境界の特定と微生物群集の分析を行えるプロトコルの確立は、地球環境変化に対する生命活動の適応を解明する端緒となり、古環境学と微生物学を融合した新しい研究領域の創出につながると期待できる。
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