研究課題
挑戦的研究(開拓)
世界の経済を物質的な側面から把握するとともに、国際的な不平等や格差の状況を可視化しようとする研究。本研究を通じて、物質消費をめぐる活動量と影響量に関わる一連の連鎖(蓄積、消費・流通、貿易、採掘、地球環境影響)が把握され、地域間の不平等・格差や、空間的乖離が可視化される。
GDP・所得のような貨幣価値のレベルではなく、物量単位で、世界経済の連関を把握しようとする点が新しく、持続可能性に関するさまざまな社会科学のベースとなりうる研究である。また、可視化が本研究の特色であり、学術界のみならず国を問わず市民やメディアへのアウトリーチも期待される。これまでの研究活動から、応募者らの研究遂行能力は高く、研究組織の連携力も十分にあると期待される。