研究課題
挑戦的研究(開拓)
13Cで標識したピルビン酸やフマル酸を使い、超偏極13C MRIにより心筋炎や肝障害を非侵襲的に可視化する分子イメージング技術を実現する。この技術は、これまで困難であった感染後遺障害によるミトコンドリア代謝変容と局所炎症に伴う細胞死の検出を可能にする。
超偏極13C MRIは、13Cで標識した分子を造影剤とし、分子そのものはもちろん、その代謝物も可視化できる次世代分子イメージング技術として期待される。本研究の成果は、COVID-19患者の後遺症として現れる心筋炎のみならず、代謝異常や炎症に伴う様々な疾患を可視化できる可能性を有しており、分子イメージング技術のさらなる発展へと導くものである。