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2022 年度 実施状況報告書

拡大する「人口減少社会」と孤立化する文化財の相関性に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22K18488
研究機関愛媛大学

研究代表者

村上 恭通  愛媛大学, アジア古代産業考古学研究センター, 教授 (40239504)

研究分担者 渡邉 敬逸  愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (30711147)
井口 梓  愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (50552098)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
キーワード人口減少社会 / 愛媛県 / 人口動態 / 有形・無形文化財 / 危機的状況
研究実績の概要

採択後、研究代表者、分担者で年度内の研究タスクについてミーティングを開いて確認し、また愛媛県内の埋蔵文化財行政関係者に改めて協力を要請し、データベース作成のための文化財所在地に関する情報提供を求めた。研究代表者 村上、井口による県内外のフィールドワークについては、愛媛県西条市、松野町、上島町で実施し、県外では長崎県五島市で実施し、人口減少/消滅と文化財との関係に関する情報を収集することができた。ただし、沈静化しない新型コロナ感染の影響を受けて、聞き取り調査を含むフィールドワークは回避せざるを得なかった。
文化財に関する地理情報の登録作業は、研究分担者 渡邉が研究補助者を指導しながら進め、愛媛県内のデータ入力は完了した。また愛媛県内については、データ解析作業をほぼ完了した。
年度終盤の2023年2月23日には、研究趣旨と現段階の研究成果を「シンポジウム人口減少社会し文化遺産の未来」を愛媛大学において開催した。村上、渡部、井口3人のほか、文化庁主任調査官、愛媛県歴史文化博物館学芸員にも登壇し、各分野からの発表を行った。約80名の参加者があり、シンポジウム後はその半分以上からその内容を評価する意見を頂いた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

村上、井口による県内外のフィールドワークについては、まだ新型コロナ感染の影響を受けて、聞き取り調査を含むフィールドワークは回避せざるを得なかったため、予定通りできなかった。。

今後の研究の推進方策

前年度、実行できなかった聞き取りを含めたフィールドワークを含め、愛媛県内における集落と文化財の現状調査を進める。また過疎化の進む山間地における文化財活動が活発な礼を県外自治体に求め、比較検討の対象として情報を収集する。また年度の研究成果については、シンポジウムなどで成果を公開する。

次年度使用額が生じた理由

当初、愛媛県内で実施する予定であった聞き取り調査を含むフィールドワークが、新型コロナ感染拡大の影響を受け、調査予定先の特に高齢者の多い地域で実施できなくなったため。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 人口減少社会の文化継承の在り方-内子町におけるパブリックヒストリーの実践-2023

    • 著者名/発表者名
      井口梓
    • 学会等名
      シンポジウム「人口減少社会と文化遺産文化遺産の未来」
  • [学会発表] 消える集落と消える文化2023

    • 著者名/発表者名
      渡邉敬逸
    • 学会等名
      シンポジウム「人口減少社会と文化遺産文化遺産の未来」
  • [学会発表] 旧市町村単位の過疎状況の検討による「忘れられた過疎地」の特定2023

    • 著者名/発表者名
      渡邉敬逸
    • 学会等名
      日本地理学会春季学術大会
  • [学会発表] 人口減少時代における地域学の学び2022

    • 著者名/発表者名
      井口梓
    • 学会等名
      日本学術会議公開シンポジウム「人口減少時代の地域のかたち」

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公開日: 2023-12-25  

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