研究課題/領域番号 |
22K18509
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
河合 渓 鹿児島大学, 総合科学域共同学系, 教授 (60332897)
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研究分担者 |
高山 耕二 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (50381190)
藤田 志歩 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (90416272)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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キーワード | 世界自然遺産 / アマミノクロウサギ / 人と自然の共存 / 食害 / 奄美群島 |
研究実績の概要 |
アマミノクロウサギの個体数は、捕食者対策やロードキル対策が進んできたことなどにより、回復傾向にある。これに伴いアマミノクロウサギによる食害は対象作物も多くなるとともにその被害額も上がってきている。また、被害を訴える地域も広がりつつある。このため、本研究が進めるアマミノクロウサギの食性の解明、及びこれをもとにした食害対策を進める必要性が高くなってきている。本研究では主にアマミノクロウサギの食性解明をおこない、奄美大島と徳之島において農家と協力しながらその対策を進めつつある。 奄美大島と徳之島において、アマミノクロウサギの食害調査を行った。これに対する対策について農家と話し合いを行い、徳之島を中心に柵の形状などを検討した。また、ウサギの食性を調べるために毎月ウサギの糞を採集し、DNA解析を進めている。 研究成果は学会等で報告を進めつつあり、論文の執筆もおこないつつある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
食害対策は順調に進んでいるが、食性調査はコロナのため調査地に頻繁にいくことができず若干の遅れが出ている。
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今後の研究の推進方策 |
祝害対策は、一層の対策を進めていく予定である。食性調査についてはコロナが落ち着いてきたため、サンプリングを進め、DNA解析を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ感染症の影響で調査地になかなか行けなかったため、その旅費や解析費用等を次年度に繰り越した。
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