今後の研究の推進方策 |
PDMAのデータに関しては2022年度にフルペーパーを執筆したが、国際会議用のショート版であることから、追加的な考察と改訂が必要である。2023年6月IPDMC、9月PDMC(投稿中)といった国際会議でイノベーション研究者から最先端の研究動向を踏まえたフィードバックを受け、より広範で精緻な議論を展開し、トップ・ジャーナル投稿・採択の可能性を高めたい。2023年度に延期した追加的なデータ収集については、生成型AIを始め、スマート技術の進展と展開に関する世界的な動向を十分に理解したうえで調査設計を行い、年度内に実査を完了させる。申請段階の計画書では、最終年度の2024年度に大規模な追跡調査を行う予定であったため、その予算も視野に入れ、可能であれば日本のみならず、国際比較可能な形で、とりわけ国の文化による比較を念頭に置いた調査を実施したい。2023年6月のIPDMCにはMax von Zedtwitz教授・Mette P. Knudsenk教授も参加するため、現地で対面打合せを行い、今後2年間の研究計画について具体的な行動計画として合意する予定である。両教授が共著した本データを用いた総論的な分析結果は今年JPIMに刊行済みであり、次のステップとして本研究にも十分なエフォートを投入して頂ける状況にある。Knudsen, Mette Praest, von Zedtwitz, Max, Griffin, Abbie, and Barczak, Gloria (2023) Best practices in new product development and innovation: Results from PDMA's 2021 global Survey. Journal of Product Innovation Management, 40(3), 257-275.
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