研究課題/領域番号 |
22K18572
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
藤田 幸司 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40463806)
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研究分担者 |
藤原 佳典 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (50332367)
松永 博子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (70811272)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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キーワード | 社会参加 / 働き盛り / メンタルヘルス / 自殺対策 / 男性 / 孤立 / 孤独 |
研究実績の概要 |
本研究は(1)従来からの自殺者のボリューム層であるにもかかわらず、相談支援に繋がりにくい働き盛り世代(30代~50代)の男性のニーズに対応した社会参加プログラムを開発すること、(2)開発した社会参加プログラムを実施し、働き盛り世代の男性が社会参加をすることによるメンタルヘルスの向上効果を明らかにすることを目的とする。 初年度は、働き盛り世代を対象とした社会参加プログラムの先行研究の論文や取組事例について、医中誌Web(医学中央雑誌刊行会)および国立国会図書館オンライン(以下、NDL)を活用した文献レビューを実施した。その結果、医中誌WebおよびNDLにおいて、"社会参加"をキーワードで検索すると多数の論文がヒットするものの、そのほとんどが高齢者を対象とした内容であった。これに"働き盛り世代"や"若年層"などのキーワードを組み合わせると、抽出される先行研究の論文や取組事例は極めて少なく、ひきこもりや精神障害など何らかの障害を持っている場合を対象としたものが数件確認できたものの、本研究と重なる内容のものはほとんどなかった。今後、海外論文について検索を実施する予定である。 次に、具体的なプログラムについて、Google検索エンジンによって探索を行った結果、25事例を抽出し、プログラムの内容について検討を行った。 また、次年度、都市部の30歳~59歳男性を対象にしたインターネットによるニーズ調査を実施するにあたり、調査項目の検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
医中誌WebやNDL、Google検索エンジンによる先行研究や事例の調査に予想以上の時間を要したため、インターネットによるニーズ調査の質問項目決定が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、初年度に検討した調査項目を用いて、インターネットによるニーズ調査を都市部の30歳~59歳男性を対象に実施し、30歳代、40歳代、50歳代のそれぞれの年代において、どのようなプログラムであれば参加したいと考えるのか分析し、年代毎の比較検討を行う。インターネット調査から得られた結果をもとに、地域の居場所(集いの場、交流拠点)における働き盛り世代の男性を対象としたプログラムを考案・開発する。 次に、開発したプログラムを地域の居場所(集いの場・交流拠点)に実際に導入し、働き盛り世代にインターネットのメディア等を活用して周知を図る。プログラム実施の際には、参加した人を対象としたプログラム参加前後(T1, T2)の質問紙調査を実施し、社会参加プログラム実施によるメンタルヘルス向上の効果を検証する。さらに、研究対象地域である東京都府中市において、層化無作為サンプリングによる質問紙調査を実施する。回収率を高めるために質問紙だけでなくGoogleフォーム等を活用したWeb回答も可能とする。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初計画では、初年度にインターネットによるニーズ調査を実施する予定であった。しかしながら、先行研究や事例調査に時間を要したこと、インターネット調査を実施する調査会社の選定が遅れたことから、次年度使用が生じた。インターネットによるニーズ調査を次年度に実施し、分析を行い、地域の居場所(集いの場、交流拠点)における働き盛り世代の男性を対象としたプログラムを考案・開発する。また、研究対象地域において、開発したプログラムを地域の居場所(集いの場・交流拠点)に実際に導入するとともに、社会参加プログラム実施によるメンタルヘルス向上の効果を検証する。
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