• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

Singurality以後の未来を見据えた算数・数学教育の設計

研究課題

研究課題/領域番号 22K18619
研究機関横浜国立大学

研究代表者

根上 生也  横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 非常勤教員 (40164652)

研究分担者 中本 敦浩  横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (20314445)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
キーワード算数・数学教育 / 未来の教育 / AI・アプリの教育使用 / 計算しない数学 / 基礎数学力 / 離散数学 / 探究活動
研究実績の概要

前年度に引き続き、「計算はアプリがする」というスローガンのもとで、算数・数学で利用できるAIやアプリが存在する未来の教育理念について考察した。その創出して理念に基づいて、生徒たちの探究活動を支援することを目的にウェブ経由で利用できる離散数学に関する動的アプリをjavascriptで多数開発した。その一部を利用して、生徒が自発的に探究活動を実践できるような授業を計画し、某女子高校の協力のもと授業実践をした。その実践結果を踏まえて、将来の算数・数学教育のカリキュラム設計をする上で基盤となる理念創出について「Singularity以後の未来を見据えた算数・数学教育の設計―理念創出に向けてー」と題する論考としてまとめた。さらに、当研究で創出した理念の是非を協議するためのコミュニティを形成するために、Facebook内に「Singularity以後の未来を見据えた算数・数学教育の設計」と題するグループを立ち上げ、約100名の参加者を得ることができた。現状では、本研究で提唱している教育理念をグループの参加者がそのまま是としているわけではないが、今後の研究により精緻化された理念がどのように受け入れられるのかを調査するための母集団を形成することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上述のように、当研究によって創出しようとしている理念をとりまとめた論考を論文として公表することができ、その理念に基づいた授業実践を受け入れてくれる高校や、理念を独善的なものにならないように討議し、今後の調査の母集団として機能してもらえるコミュニティ形成をすることができた。

今後の研究の推進方策

当研究によって創出した理念およびその理念のもとで計画すべき算数・数学のカリキュラムや授業実践のスタイルを明確化し、上述のFacebook上のコミュニティを活用して、本研究における提言が現状ではどのように受け入れられるか、また、未来の算数・数学教育として歓迎されるのかなどを調査する。

次年度使用額が生じた理由

国際線航空券代の高騰により、計画通りの海外出張経費の捻出に苦慮した。次年度の予算と合算し、国際会議への参加等の予算として利用する計画である。

備考

上記webページはFacebookにおける「グループ」である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Singularity以後の未来を見据えた算数・数学教育の設計 -理念創出に向けて-2023

    • 著者名/発表者名
      根上生也
    • 雑誌名

      神奈川大学心理・教育研究論集

      巻: 54 ページ: 63-72

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Mathematics education and science education in future after Singularity2023

    • 著者名/発表者名
      Seiya Negami
    • 学会等名
      The 4th International Conference On Natural Sciences, Mathematics, Applications, Research, and Technology
    • 国際学会 / 招待講演
  • [備考] Singularity以後の未来を見据えた算数・数学教育

    • URL

      https://www.facebook.com/groups/327313440268381

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi